妙昌寺では、毎年土用丑の日に、伝統行事の一つとして恒例の「ほうろく灸」が行われます。このほうろく灸の由来は、昔、炎天下で暑さ負けした武将が、カブトの上から灸をすえたところ、たちどころに全快したと伝えられ、明治に入ってから、当地の年中伝統行事として続けられています。素焼きのほうろく皿を頭にのせ、大きなもぐさに火をつけてもらい、「心頭滅却すれば・・・」と我慢すれば、暑気あたり、頭痛の病に効能あらたかなるものがあり、東京方面をはじめ近郷近在からの参詣で早朝からにぎわいが続きます。このほうろく灸は、午前5時から正午まで行われます。
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