●威光の神・毘沙門天当寺には、小江戸川越七福神の毘沙門天が祀られています。毘沙門天(梵名ベイシラマナ)は、仏教の守護神で多聞天とも呼ばれています。よろい、かぶとに身を包み、左手に持っている宝塔より無量の宝物を衆生に与えて福徳を授け、右手の鉾は邪を払い、魔を降す徳を示します。心には勇気決断、くらしには財という、物心ともどもの福を施す神であります。 |
●川越さつまいも地蔵尊寛政の頃、江戸の町に焼芋屋が現れ、その焼芋用のイモとして「川越いも」は発展、有名になりました。過去において、飢饉や食糧難を救ったサツマイモも、現在は「美容食」「健康食」「宇宙食」として見直され、広く人々に愛されています。瀬戸内海の島々には、江戸期、サツマイモで飢饉を乗り越えたことから、イモを伝えた先人の徳を偲び、「芋地蔵」の地蔵群が残っています。今では、飢えることはなくなりましたが、逆に「健康」を願う人々は増えました。特に、サツマイモはガンの予防食として注目されています。サツマイモで有名なここ川越では「サツマイモを食べてガンを防ごう」の願いを込め、現代版芋地蔵を建立しました。 |
10月13日、ここ妙善寺で「いもの日まつり(いも供養)」が行われます。
どなたでも参加は自由、当日はオイモにまつわる話のほか、楽しい奉納芸能
もあります。また、健康祈願(ガン封じ)したオイモも配布されます。写真
は当日のイモ堀り風景。