浄土宗宗歌 月かげの いたらぬ里は なけれども ながむる人の こころにぞすむ |
月の光は、いたる所に届いており、届かないような場所はありません。同じく、阿弥陀様のみ光(みひかり)も、あらゆる処に届いているのです。そして、月の光が見る人の心の中に留まるように、阿弥陀様のみ光も、求める人の心に留まるのです。 七福神の布袋様をお祀りしてから、檀家さん以外の方々が、お寺に大勢来てくれるようになりました。そして、布袋様をお参りするだけでなく、多くの方が御本尊(阿弥陀様)にも手を合わせてお参りして下さり、有り難いことと思います。 このページをごらんの皆様は、きっと信仰の厚い方々だと思いますが、お寺の御本尊に手を合わせるとき、何を思い、何を感じているのでしょうか。ただこの世での御利益をお願いしているのでしょうか。今の幸せを感じられず、もっと幸せになりたい、いつでも人より得をしたい。そう思う心は、餓鬼(がき)の心です。食べても食べても、もっと食べたい。飲んでも飲んでも、もっと飲みたい。そんな餓鬼の心です。 宗歌をもう一度お読み下さい。阿弥陀様と向き合ってお念仏している人は、いつでも守られているのです。そう深く信じ、満ち足りた気持ちで、「明るく・楽しく・仲良く」すごしていきたいものです。 |
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