妙善寺
天台宗 毘沙門天
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 妙善寺は、天台宗に属する元中院の末寺で道人山三心院と呼ばれ、
開山の仙波中院28世尊能法印が寛永元年に父母の追福の為この寺を
建立したものです。                      
 その父の法名を道仙三心と言い、仙の字を割って道人山と号し、母
の法名を妙善大姉と言い、この法名から寺の名が起こったと言われて
います。                           
 堂宇は天明8年の火災によって焼失し以後仮堂でしたが、昭和53
年壇信徒の総力によって念願の再建が叶ったものです。      
 また、北側の菅原神社や六塚社も、やはり尊能法印が寺領に勧請し
たものでしたが、天明の大火によって後に現在の社地に移されたと言
われています。                        
 創建時の本尊は薬師如来でしたが、今では不動明王を本尊とし、脇
には阿弥陀如来、観世音菩薩、毘沙門天が安置されています。   
 なお、境内には室町時代嘉吉元年(1441)契薫大姉逆修の年号
を有する板碑供養塔、石造りの地蔵尊(元禄6年)、さつまいも地蔵
尊等があります。                       


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